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ICHIRIDUKA ~ milemark for travelers
基本的には旅のページ。 ただ、いつも遊んでるわけじゃないんで、時々野球とか地元茨城ネタとか、気の向くままに書いてます。



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まっつー

Author:まっつー
はじめまして。まっつーです。
日本全国回ってます。
旅の手段は飛行機から船、電車、バス、自転車、徒歩まで何でも問いません。

旅した記録を、書いたのがこのページ。
辞書に”milemark”という言葉はありませんが、1マイルごとにある表示のことだそうです。日本で言うと、一里塚。
旅の記録を"milemark"として、一つずつこの日記にこめられればと思っています。

はじめてこのページにお越し頂いた方でも、だれでもコメント残していってくれるとうれしいです^^)/
よろしく!!



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ぐるっと本州鉄道旅(5)―只見線:小出→只見
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小出駅に着きました。
これから乗る只見線は、4,5番線。
なんだか、時刻表がさみしいなぁ。

PICT0169_20100127004205.jpg

電車に乗ってみると、今までの電車とは全く違う雰囲気でした。
これまで電車だと快適で過ごしやすい旅だったのが、今度は暑い。
扇風機が天井についているだけで、みんな窓を開けてる。
よく見るとこの電車、クーラーがない!
そんなローカルな鉄道旅。

2両編成の只見線。ほぼ満席で、それも大体の人が終着の会津若松まで乗る人たちでした。
それもそのはず。この電車、「ぶらり途中下車の旅」をすると大変なことになるのです。
駅は38もあるが、電車の数が少ないのです。
出発する小出駅発は5往復。
方や反対側の、会津若松からは7往復。
そして、全路線を走る路線は、わずか3本だけ・・・。

PICT0174.jpg

定刻に電車は出発。
旅行で来た人にまぎれて、地元の高校生も乗っていました。
わずか一日三本の電車なのに、よく時間を合わせるなぁ。
朝の電車に乗りたいのに、もし寝坊したらどうするんだろう・・・?
小出の駅ですぐに上越線と別れ、大きく森の方へ曲がります。
すぐに鉄橋を抜けると、あとは山に向かってもう黄金色となりつつある田圃の中の道を進んでいきます。

回りには家もまばらで、広い大地に電車がぽつり。
こんな光景も、ローカル線ならではだろう。
2両編成の電車は別に急ぐでもなく、ただのんびり進む。時の流れを忘れさせるかのように。
40キロくらいしか出してないんじゃないかな。

PICT0179_20100127004204.jpg

一面の田圃をすぎると、今度は電車は山へ山へと近づいていきます。
電車は山を避けて、谷を探してくねくねと右へ左へ曲がっていきます。
森を越え川を渡り、どんどん奥へと進んでいきます。

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そして1時間弱経ったころに、大白川駅へ到着。
地元の人はもうここまででほとんどが降りてしまっているようでした。

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いよいよ新潟と福島の国境越えです。
ここ、大白川駅で普通の電車じゃ見られない珍しい光景を見ました。
駅員が革製の輪っかを持っています。
時間になると、大白川の駅員と、その輪っかを交換しました。
只見線ならではの「タブレット交換」というものです。

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この辺りじゃ、1日3,4往復しか走らない只見線はもちろん単線です。
その中での事故を防ぐために、この革製のタブレットを交換し、
事故防止に努めるといったものだそうです。
タブレットは区間によって輪っかの下にあるマークが違います。
このタブレットはいわゆる通行証みたいなものらしいです。

このタブレットは、信号とかが整備されてないところで見ることができるらしいです。
日本屈指の赤字路線だし、135kmもの長距離路線だし、かといえ電車は一日何本かしかないから、
こういうのを続けていくしかないんでしょうね。

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大白川を過ぎると、さらに谷はだんだんと細くなり、電車がどんどん上っていくのがわかりました。
何度かトンネルに入ったり、スノーシェッドも何度もくぐります。
そして・・・
乗客がいっせいに電車の窓を閉める。ついに国境のトンネルに入りました。
その名も、六十里越トンネル。
一里=約4キロだから、240キロ?!・・・いや、さすがにそこまではないか。

ディーゼルエンジンは全開。狭いトンネルにやかましい音が響きます。
その音がずっと、ずっと続きます。
運転手がブラインドを落としているので、前の様子は全くわかりません。
トンネルの様子から見ると、電気はないようでした。
こんなトンネル、よく作ったものです。わずか一日数本の電車のために。

ここ六十里越は、平行して国道252号線が走っています。
しかし、ここは日本屈指の豪雪地帯。この国道でさえも冬は閉鎖されてしまいます。
この只見線だけが唯一の交通機関となってしまうのです。
・・・この辺りは、冬には積雪が10mを超えることもあるらしいです。
もっとも、人が立ち入れるような場所でないから、誰も知らないだろうけど。

エンジンをひたすらふかせて8分後。
やっとエンジンの音がおさまった。峠を越えたのかな。
しかしそれでもまだ、トンネルは続きます。

やがて、カーブでレールと車輪がきしむ音が聞こえ始めた。するとようやく出口!!
10分以上の長いトンネルを越えて、ついにたどり着いた景色!!
乗客の歓声がいっせいに上がりました。
まぶしい外には水と緑の世界が広がっていました。

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トンネルを出てすぐに田子倉駅に到着。

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この駅は、冬は12月から3月いっぱいまで、列車が止まりません。
その理由は、あまりに雪が多いから。
前にも書いたが、ここは外の国道でさえも冬期間は閉鎖されるところです。
そんなところを冬に歩ける人はいない。

駅も冬に備えてスノーシェッドのなかにあり、
どんな大雪でも潰れないようになっているようです。
けど、そもそもここに住んでいる人もいないだろうに、
なぜ今でも駅があるのか・・・?登山客にしても一日三本のこんな電車を使うのかなぁ・・・?
もちろん、今回は乗客の乗り降りはありませんでした。

ここ田子倉駅の目前の崖下にある人造湖「田子倉湖」は貯水量日本2位といわれるダムです。
でっかいダムといったら「くろよん」こと、黒部第四ダムが有名ですが、そっちは堤高さが日本一。
貯水量の一位は田子倉湖の南にある奥只見ダムだそうです(2005年現在)。

そんな田子倉を過ぎると、再びトンネルとシェルターが続きます。
そして久しぶりに民家が見えてきました。

PICT0201.jpg

スキー場が右手に見えてくると、列車は只見に着きました。
ここでまたタブレット交換で何分かとまります。
先ほどの大白川じゃ降りている人も少なかったけど、
ここでは外で一休みしたり、子どもがカメラを持ってきたりと、多くの乗客が列車から降りてきます。
近くにはスキー場もあり、この只見線沿線じゃ主要駅の一つです。

PICT0202.jpg

その只見駅で見つけたこの赤い電車。
冬に活躍する、雪かき電車らしいです。
本当の大雪になるとさらに親玉が現れるらしいけど・・・。
冬になると昼夜問わず走り続けるのでしょうか・・・?
ひょっとして、普段走る電車の本数よりも多いかも?


ぐるっと本州鉄道旅(1)―プロローグ
ぐるっと本州鉄道旅(2)―つくば→新宿→白馬
ぐるっと本州鉄道旅(3)―白馬→南小谷→糸魚川
ぐるっと本州鉄道旅(4)―糸魚川→長岡→小出
ぐるっと本州鉄道旅(5)―只見線:小出→只見
ぐるっと本州鉄道旅(6)―只見線:只見→会津若松
ぐるっと本州鉄道旅(7)―会津若松→郡山→福島・飯坂温泉
ぐるっと本州鉄道旅(8)―福島→山形→山寺
ぐるっと本州鉄道旅(9)―山寺
ぐるっと本州鉄道旅(10)―山寺→仙台→松島
ぐるっと本州鉄道旅(11)―松島・瑞厳寺→仙台→上野


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